夏の溶けるような暑さも過ぎ、気温が徐々に下がって寒い冬へと向かう通り道にある“秋”は、一年で最も初心者がバスを簡単に釣ることが出来る季節です。
なぜならフィールドの水温が平均化され、バスがどこに居ても心地よい水温になっているので、バスがフィールド全体に散るからです。
なので、夏のようにオーバーハングの下へルアーを滑り込ませなけば釣れないわけではなく、冬のようにリアクションを狙わなければ釣れないわけでもないので、狙い所のわからない初心者でも比較的簡単にバスが釣れます。
そんな初心者におすすめの季節”秋”におすすめのルアー5選を紹介したいと思います。
もくじ
―初心者におすすめのルアー5選―
コンパクトスピナーベイト/デラスピン(ジャッカル)
秋のバスは先ほども述べたように、フィールドの水温が平均化されているので広範囲に散っています。
そんな時に活躍してくれるルアーが”スピナーベイト”です。
スピナーベイトは、ブレードが回転する事により”フラッシング”と”波動”で広範囲にルアーを主張するルアーなので、秋の広範囲に散ったバスに有効です。
しかし、スピナーベイトは見た目が魚っぽくなく釣れなさそうなので、本当に釣れるのか疑問に思っている方も多いと思います。
そんな人におすすめなのが『コンパクトスピナーベイト』です。
コンパクトスピナーベイトは、名前の通りコンパクトなフォルムのスピナーベイトで、スピニングしか持ってない方でも扱うことができ、スピナーベイトが本当に釣れるのか疑問に思っている方でも、比較的簡単に釣ることができるルアーです。
この『デラスピン』は、大きな波動とフラッシングを出すブレードが採用されているので、広範囲に散ったバスを効率良く探る事ができ、手元にも明確に振動が感じられるので、飽きることなく使う事ができます。
ベイトタックルで投げる事ができない方やまだスピナーベイトで釣った事が無い方におすすめのスピナーベイトです。
スピンテールジグ/ライオットブレード(ティムコ)
”スピンテールジグ”は、スピナーベイトと同じく”フラッシング”と”波動”で広範囲を探る事ができ、スピナーベイトよりも空気抵抗を受けないので遠投が効くのが特徴のルアーです。
なら、スピナーベイトは必要なく遠投が効くスピンテールジグだけで事足りるんじゃないかと思ってしまいますが、スピンテールジグはスピナーベイトのようにアームでフックがガードされていないのでカバーに弱く、根がかりを起こしやすいという弱点があります。
そんなカバーに弱いスピンテールジグですが、この『ライオットブレード』はその弱点を2本のアームを付ける事により克服しています。
流石にスピナーベイトほど根がから無いわけでは無いですが、前方に取り付けられた2本のアームが先にカバーにコンタクトすることにより、クランクベイトのようにひらりとカバーをかわしてくれます。
遠投することができ、カバーにもある程度強い初心者におすすめのスピンテールジグです。
クランクベイト/ピーナッツⅡ(ダイワ)
スピナーベイト・スピンテールジグ共に初心者におすすめのルアーではありますが、ひとつだけ欠点があります。
その欠点とは止めているとルアーが沈んでしまう事です。
なぜ止めると沈むルアーが欠点かというと、ベイトタックルでルアーを投げているとどうしても起こってしまう”バックラッシュ”を、止めると沈むルアーを投げている最中に起こしてしまうと、ルアーが沈んで何かに引っかかってしまいルアーをロストしてしまうことがあります。
なので、バックラッシュを頻繁に起こしてしまう方には止めても浮いて、秋の広範囲に散ったバスにアピールできるだけの強さを持っている”クランクベイト”がおすすめです。
特にこの『ピーナッツⅡ』は名作と言われているクランクベイトで、釣れるルアーなのはもちろんのこと、何よりも安価なのが魅力的なクランクベイトです。
なので、ミスキャストをしてしまったり、ラインが切れて彼方に飛んでいっても財布へのダメージを最小に抑えてくれます。
安価でアピール力が強くバックラッシュしても大丈夫なピーナッツⅡは初心者におすすめのクランクベイトです。
ノーシンカーリグ/4インチグラブ(ゲーリーヤマモト)
トップウォーターで釣れる季節といえば梅雨や夏を思い描くことが多く、秋はあまりイメージに無いかもしれません。
しかし、実は秋もトップウォーターで釣れる季節のひとつで、サイズを求めないのなら一年で最も釣れる季節といっても過言ではありません。
なら「秋は初心者でも簡単にトップウォーターで釣ることができる季節なのか」というと決してそうではありません。
なぜなら秋は夏に繁茂したウィードやヒシモが水面に顔を出していることが多く、それを回避しながらルアーを引いてくるには正確なキャストが必要だからです。
しかし安心してくださいバス釣りというのはそういう不便さを解決してくれる様々な手立てを先達たちが考えてくれています。
その手立てが『4インチグラブのノーシンカーリグ』です。
この4インチグラブにオフセットフックを使えばウィードやヒシモの上を引いても根がかることがなく、水面でテールが水を噛んでアピールするので、広範囲に散った秋のバスにも有効です。
さらに高比重素材で作られているので飛距離を出すこともできます。
水面で小バスからデカバスまで幅広く釣ることができる4インチグラブは、トップウォーターで釣ってみたい初心者の方におすすめのワームです。
ジグヘッドリグ/リズムウェーブ3.8インチ(ジャッカル)
秋には”ターンオーバー”と呼ばれる現象があります。
ターンオーバーとは、気温が低下する事により表層の水温が冷やされ、その冷やされた重い水が底に落ちる事により、底に溜まっていた泥や堆積物などがフィールド全体に広がる現象を言います。
ターンオーバーになるとバスの活性が下がってしまいバスを釣るのが難しくなるのが特徴です。
なので通常、ターンオーバーが起こるとタフな状況に強いフィネスな釣りをするのですが、フィネスな釣りは繊細で初心者には難しい釣りが多いです。
そこで初心者にも扱えるおすすめのフィネスな釣りが、この”リズムウェーブ3.8インチのジグヘッドリグ”です。
扱い方は簡単で、投げてゆっくりと巻くだけです。それだけでリズムウェーブが魚が泳いでいるように動いてバスのやる気を入れてくれます。
また、このワームはテキサスリグやノーシンカーリグなど様々なリグに対応しているので、初めて買うシャッドテールワームにも最適なルアーです。
以上が秋に初心者におすすめのルアー5選です。