→ウェイテッドフックの種類
→ウェイテッドフックのメリット
→テキサスリグとの違い
→ウェイテッドフックのデメリット
もくじ
ウェイテッドフック
今回紹介するフックは”ウェイテッドフック”です。
ウェイテッドフックは名前の通りウェイトが取り付けられたフックのことで、コイル式オフセットフックにウェイトが取り付けられたタイプが多いのが特徴です。
では、なぜコイル式オフセットフックタイプのウェイテッドフックが多いのでしょうか?
それは、ウェイテッドフックがオフセットフックタイプだとワームをセットする時に画像のようにウェイトが邪魔になるからです。(無理やりすると頭が裂けます)
もしそんなウェイテッドフックにワームをセットするのならば、画像のようにワームに一度フックを刺してフックの通り道を作った後にフックを抜いてアイからその通り道にフックを刺す必要があります。(後は通常のオフセットフックと同じようにセットします。)
コイル式オフセットフックタイプのウェイテッドフックの場合は、コイル式オフセットフックと同じようにワームを取り付ければセット完了です。
ウェイテッドフックのメリット
では、このウェイテッドフックはいつ使用すればいいのでしょうか?
例えば、オフセットフックやコイル式オフセットフックを単体で使うノーシンカーリグだと、狙いたい水深が攻略できないことがあります。
そんな時におすすめなのがこのウェイテッドフックで、ウェイテッドフックはオモリが取り付けられているので、ノーシンカーリグよりも一段下のレンジを攻略することができます。
しかし、この特徴だけ聞くとテキサスリグでもいいように思えます。
確かにテキサスリグでもノーシンカーリグの一段下のレンジを攻略することができますが、ウェイテッドフックとテキサスリグには決定的な違いが存在します。
それがフォール姿勢で、ウェイテッドフックはワームの下側にウェイトが取り付けられているので、フォール姿勢が画像のように水平気味になりワーム全体で水を受けながらフォールします。
対して、テキサスリグはワームの頭の方にウェイトが取り付けられているので、フォール姿勢が垂直気味になりワームがほとんど水を受けません。
なので、同じウェイトならウェイテッドフックはテキサスリグよりもスローにフォールさせることが可能で、逆にテキサスリグは素早くフォールさせることができます。(貫通力はテキサスリグが勝ります)
つまり、同じウェイトで同じ水深を攻める場合、ウェイテッドフックはテキサスリグよりもゆっくり巻くことが可能ということです。
また、ウェイテッドフックはオモリがフックのシャンク部分に取り付けられていることによって、全体の重心が低重心になるのでワームのスイミング姿勢が安定してくれるのも特徴です。
なので、ノーシンカー状態だとワームが回転してしまう場合は、ウェイテッドフックにするのがおすすめです。
ウェイテッドフックのデメリット
では、ウェイテッドフックのデメリットはなんでしょうか?
コイル式オフセットフックタイプのウェイテッドフックの場合は、コイル式オフセットフックのデメリットと同じでフッキング率が悪いことです。
なので、ウェイテッドフックのフッキング率を上げたい場合は、ワームをセットするのが少し面倒ですがオフセットフックタイプがおすすめです。
さらに、ウェイテッドフックはオモリがフックに取り付けられているので、他のリグとの相性が悪いのも特徴です。
例えば、オフセットフックやコイル式オフセットフックならラインにシンカーを通すだけでテキサスリグやフリーリグを作ることができますが、ウェイテッドフックの場合はウェイテッドフックを交換しないと2つオモリが付いた状態になってしまいます。
なので、ウェイテッドフックを使用する場合は、それ単体で使うことを想定してワームを組むのがおすすめです。
ウェイテッドフックのまとめ
・ウェイテッドフックはオモリが取り付けられているのでノーシンカーリグよりも一段下の水深を攻めることが可能。
・フォール姿勢は水平に近いのでテキサスリグよりもスローにフォールしてくれる。
・ワームの下にオモリが取り付けられているのでスイミング姿勢が安定しる。
・コイル式オフセットタイプのウェイテッドフックの場合はフッキング率が悪く、オフセットタイプのウェイテッドフックはセットするのが面倒。
・他のリグとの相性もよくない。
おわり
最後まで記事を読んで頂きありがごうございました。
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コイル式オフセットフックの取り付け方とオフセットフックとの違いについて