琵琶湖は日本のバサーにとって特別な湖です。
それは、様々な要因があるでしょうが、行き着く先は”釣れるから”という理由でしょう。
釣り番組やYouTubeの映像を見ると「琵琶湖とはなんて簡単で大きな魚が釣れる湖なんだろう」と思い遠征に来る方が後を絶ちません。
しかし、琵琶湖は他のフィールドとは違いすぎて簡単な気持ちで来てしまうと「どこで釣りをしたらいいのか?」「どんな狙い方をしたらいいのか?」わかりません。
なのでこの記事では琵琶湖でのポイントの選び方とどの様な釣りをしたらいいのかを解説していきます。
もくじ
北湖と南湖の違い
琵琶湖は大きく分けて琵琶湖大橋を南北に分けた”北湖”と”南湖”に分かれます。
南湖=水深が浅い(浚渫を除いて水深5mぐらいしかありません)、捕食されているベイトが北湖と比べると小さい、バスの数が多い、ほとんどどこでも釣れる。
北湖=急深(キャストできる範囲で水深10m以上ある)、捕食されているベイトが南湖よりも大きい、バスが大きい、バスのコンディションがいい、バスの数が薄い、ポイントをミスると釣れない。
南湖と北湖では大きく分けて上記の様な違いがあります。
そこで、はじめての方には特別北湖に行きたいという意思がないのなら南湖を強くおすすめします。
確かに北湖はロケーションが良く大型のバスも釣れるのですが、釣り方が独特でポイント選びをしっかりしないとまったく釣れない事が多々あります。
しかし、南湖ならどの場所へ行ってもある程度バスがいるので、ポイントが分からない方が行っても大外しすることがありません。
また、アングラーが一生に一度は釣ってみたいと夢見る”ロクマル”は、南湖でも十分に釣れるのでコンディションの良い個体がどうしても釣りたい方以外は南湖がおすすめです。
南湖東岸と南湖西岸
琵琶湖は北湖と南湖に分かれているといいましたが、南湖もまた大まかに分けて”東岸”と”西岸”に分かれます。
南湖西岸は全体的に栄えており、ポイントが市街地を抜けた先にあったり駐車場が無かったりします。
しかし、南湖東岸は無料の駐車場が多く道路も大きく空いています。
なので、初めての方には南湖東岸が分かりやすく釣りもしやすいのでおすすめです。
ポイントの選び方
SNSやYouTubeなどで今釣れているポイントに行きたいのが釣り人の性です。
しかし、そのような釣れているポイントはあまり教えてくれるものではありません。
なので、琵琶湖に来るのが初めての方は兎に角有名なポイントへ入ることをおすすめします。
確かに有名ポイントなので引っ切り無しに釣り人が釣りをしています。
しかし、有名なポイントは有名になる理由が何かしらあります。
なので、初めて琵琶湖で釣りをする方は、確実に魚のいる有名ポイントがおすすめです。
琵琶湖の釣り方
琵琶湖は特殊なフィールドなので琵琶湖ならではの釣り方が存在しています。
確かにそれら琵琶湖ならではの釣り方は琵琶湖にマッチした釣り方です。
しかし、初めて来た方がそれらの琵琶湖ならではの釣りをしても特殊すぎて上手く扱うのは難しいです。
なので、これから琵琶湖に通い続けるのでなければ、いつも自分の行くフィールドと同じ釣りをすることをおすすめします。
ただし、琵琶湖には冬と早春以外の季節はほとんどのポイントでウィードが生えています。
なので、このウィードだけはどうしても攻略する必要があります。
ウィードの釣り方
ウィードの釣り方と一概に言ってもウィードがどれほど成長しているかによって釣り方が変わります。
なので、ウィードの成長別に釣り方を紹介します。
ウィードがまだボトム付近のみの場合
ウィードがまだボトム付近にしかない場合は、クランクベイトやバイブレーションなどのトレブルフックが搭載されたルアーでも釣ることが可能です。
この段階だとほとんどのルアーを扱うことができます。
ウィードが中層まで伸びている場合
ウィードが中層まで伸びるとクランクベイトやバイブレーションを扱うのが難しくなります。
ただ、まだ中層付近にしかないのでバイブレーションであれば早巻きすることでウィードを回避することができ、クランクベイトならウィードに引っかかっても丁寧に解すことで釣りをすることが可能です。
しかし、ストレスフリーに釣りをするのならばオフセットフックを使用したワーム類やトップウォーターがおすすめです。
ウィードが表層まで伸びている場合
ウィードが表層まで伸びているとクランクベイトやバイブレーションといったルアーを扱えなくなります。
なので、ノーシンカーリグやトップウォーターといった狙える層が浅いルアーが有効です。
ウィードが水面に出ている場合
ウィードが水面に出ている場合はトレブルフックの付いたルアーは扱えなくなります。
なので、フロッグやノーシンカーのワームなどが有効です。
また、タックルがあるのであればパンチングもおすすめです。
琵琶湖向けのタックル
普段使っているタックルで琵琶湖に挑んでもいいのですが、琵琶湖はウィードが生えているので、そのウィードを回避するもしくはウィードに巻かれても取り込めるタックルが必要です。
また、おかっぱりからだと遠投性能が重要になるので、ある程度レングスのあるロッドを選ぶ必要があります。
琵琶湖は世界有数のビッグバスフィールドなので、強いタックルで挑むことをおすすめします。
琵琶湖でのロッド
ウィードが繁茂している状況では、MH以上のパワーがあり、7フィート以上のレングスがあるロッドがパワーがあり遠投性能に優れているのでおすすめです。
しかし、ウィードがよっぽど濃くない限りはいつも自分が使っているタックルでも大丈夫です。
琵琶湖でのライン
ラインはなるべく太いラインがおすすめです。
ウィードがある状況なら最低でも12lb以上。できれば14lb以上がおすすめです。
琵琶湖のマナー
琵琶湖に限らず釣りには守らなければならないルールがあります。
●立ち入り禁止の場所、釣り禁止の場所で釣りをしない。
●ゴミを捨てない。
●邪魔になる路上駐車をしない。
この3点は絶対にしてはいけない行為です。
そして、琵琶湖ではエリ漁をされている漁師の方がいます。
そのエリにルアーが引っかかると漁師の方が怪我をしてしまうので、絶対にエリは狙ってはいけません。(法律的にも禁止されています)
以上が琵琶湖に初めて来られる方への私なりの意見です。
この記事が少しでも役に立ってくれれば幸いです。